2008年1月9日水曜日

昭和の遺物


先日、子供が知人のお宅からいただいて来た物である。
どうってことない、普通に昭和の香りがするキャラクターのシールである。
ウサギさんの鼻の下に注目してほしい。
これは何だ!
鼻と口か…。異様である。デカイ団子鼻に、物欲しそうに開いた縦長の口。不細工である。
この種の小さな哺乳類の口元を図案化したものではそのパターンはあまり多くないように思う。
1.丸い鼻に下向きの垂線を加えたジャイアンの鼻の下のような表現
2.上唇がケツのような形状に描かれているもの
3.キティちゃんのように鼻だけが描かれ、鼻の下の構造や上唇が省略されているもの
よく見かけるのはこんなところだ。
このような定石が確立される以前、進化の過程において他の表現方法があったとしてもなんら不思議は無い。しかしその実例を見るのは大変珍しい。
ここに、昭和の遺物として、他に類例を見ない特異な表現が発見された。

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