2008年9月9日火曜日

35mmネガフィルムの複写

ISO1600に増感したネガをこの前のEL-Nikkor 80mmで複写してみたが、精細感が無い。フルサイズのネガを複写するとなぜかボケボケになる。EL-Nikkorのせいだろうか。しかしマイクロ55mmでもこれと同じ感じだった。フルサイズのネガにAPS-CのD80とベローズ+55mmでは、倍率が大きすぎてケラレが多くなるので今回はEL-Nikkor 80mmを使っている。撮影した20mmレンズに問題が無いことはD80で確認済みだ。F3は無限遠もぴったりだし、ピントに問題があるようにも思えない。何しろ引伸ばし機も暗室もなく、フィルムスキャナもジャンク品でボケボケなので他に確認する方法が無い。今のところ原因は不明だが、とにかくフィルムの粒子が不鮮明だ。ハーフ判を複写する際よりも、複写レンズの焦点距離は長くなるし、撮影距離も長くなるので、被写界深度も浅くなり、複写時のピンボケも生じやすくなる。しかしあまり絞ると回折の影響で余計ボヤっとするし、ローパスのゴミも写る。困った。以前から、ハーフ判のネガが非常にシャープに複写できるのに対し、35mmフルサイズのネガはシャープに複写することができない。自作キャリアの精度の問題かと思いベローズとスライドコピアを導入したが、あまり効果が無い。
Nikon F3HP Nikkor-UD 20mm F3.5
ネオパン400プレスト ISO1600増感
スーパープロドール原液 26℃4分15秒

D80+EL-Nikkor 80mm F5.6+ベローズPB-5にてネガを複写。
複写時の絞りはF11。
作業時は、ベローズ先端からスライドコピアまでの空間に、
遮光用の筒を取り付ける必要がある。

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