2009年2月6日金曜日

RB用のSEKORはどのぐらいシャープなのか?

6x7判は135判よりも画面サイズがでかい分、粒状性の面では135判よりも高精細な画像が得られるはずである。また、解像度という意味でのレンズ性能が多少悪いとしたところで、それが問題にならないくらいに、プリントの大きさに対する引き伸ばし倍率が低くて済む。そして、ひとつの通説がある。「中判用レンズは135判用に比べると画面サイズがでかい分、レンズ性能には甘えがあり、135判用のレンズほどシャープではない」というやつだ。それって本当なのだろうか?
RB67用のレンズを、ベローズを使って無理やりD700に取り付けて試してみた。135判用の同じ焦点距離の単焦点レンズが無いので、比較するのはズームレンズになるが、D700で使う分には何の不満もないレンズだ。デジカメでのピクセル等倍画像では、SEKORがほんの少しコントラストが低く解像感も劣るように見えるが、思ったより大きな違いはないようだ。135判用レンズと比べて大きく劣るようには思えないし、フィルム用としてもデジカメ用としても十分にシャープだと思う。135判の4倍の面積がこの画質で埋め尽くされると考えると、6x7判の画像がいかに高精細かがイメージできる。

以下すべて、D700で撮影した画像の画面中央部 320x240 ピクセル部分


Mamiya-SEKOR NB127mm/F3.8 : F3.8開放



AF Zoom-Nikkor 80-200 F2.8
 :  F3.5


F3.5Mamiya-SEKOR NB127mm/F3.8
 :  F11


AF Zoom-Nikkor 80-200 F2.8
 :  F11

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