2009年3月30日月曜日

引伸機 1台目使ってみた

もう桜の季節だ。上野恩賜公園の様子を見てきた。このところ天気が悪く寒い日が続いたが、今日あたりから暖かくなり、本格的に咲きはじめたようだ。まだ三分咲きといったところだが、週末までには見頃をむかえるだろう。
今日出かけたのは花見の帰りに大きめのバットと六切り印画紙を買うのが目的だった。上野の量販店(Y店)をのぞいたが暗室用品は見当たらず、結局秋葉原へ行くしかなかった。


秋葉原Y店で目的の品物を探す。あるある。大四切バット。やっぱり安いなこれ。先日買ったキャビネ用と同じ、LIONブランドのスチロール製のものだ。LPL製だと2700円以上するが、これだと1枚483円。頑丈とは言えないが、俺にはこれで十分だ。安いので水洗用も入れて4枚買おう。あと、イーゼルマスクの代わりに使う半切パネル。コーナーを貼って印画紙を固定する。それからキャビネより大きめの印画紙。プリントは10年以上やってないので、調子が出るまではバライタ紙は買えない。何しろ今のネガでプリントしたことがないので、何号紙を買っていいのか分からない。バライタは高いのだ。この前買ったフジブロのキャビネは2号紙なので、今回は3号紙を買ってみた。PRESTOからACROSに変えて、以前よりも硬調なネガになったので、3号紙はまずいかもしれないが、いずれにせよ両方試してみなければ。

LION 大四切バット 483円 x 3枚
半切パネル 315円
フジブロ六切2号紙(20枚入) 1,780円
印画紙現像液 ハイデナール 1L 94円 x 2個
ヨドバシ ガラスネガキャリア 2B用 514円
ナカバヤシ コーナー(200P) 147円


なんだ。あるじゃないか。フジの2Bガラスキャリアはメーカー出荷停止でもう販売されていないようなので、ガラスキャリアは中古品を探すしかないと思っていた。なんだ。Y店(ヨドバシだが)で作っているらしい。親切じゃないか。しかも514円と安い。35mm用の細いのもあったが、大は小を兼ねるので2B用を購入。とにかく一台目の引伸機にはこれが必要だ。90M-S用のキャリアは別に用意してあるが、ガラスキャリアはあれば使えるし無駄にはならない。
暗くなるのを待って早速プリントを始める。10年振り、いや14~15年振りだと思う。フィルム現像だけは、ちょうど1年前から再開しているが、プリントは本当に久しぶりだ。
あー。この引伸機やっぱりおかしい。片ボケがひどい。ネガキャリアは水平に入っているようだし、レンズボードも平行に見えるが、コマの左右ともピントを合わせようとすると、ヘッド全体を10度くらい右に傾けなければならない。これでは台形にプリントされてしまう。おかしいなあ。そんなにひどく歪んでいるところは無いように見えるのだが。前後のピントにも差がある。まあ、ジャンク扱いで千円、しかもとんでもなく古い物なので、仕方がない。台形でプリントするのもおかしいので、とりあえず引き伸ばしレンズを目いっぱい絞ることにしよう。


とりあえずプリントできた。今日はキャビネだけ。次の90M-Sが届くのを待とう。90M-Sは高級機ではないが、中古でまともなら2万円はする。心配だ。実はその90M-Sも千円だった。

ガラスキャリアでイーゼルマスク無しなので、周囲が黒く焼きこまれる。

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