2009年4月1日水曜日

フォーカススコープ

この前買ってきたISE製のフォーカススコープは鏡のクモリがひどかった。それだけではなく、どうもピントがおかしい。十字の指標が見えるように視度を調節し、粒子が見えるようにピントを調節すると、台板上の像がピンボケになる。キャビネ程度の倍率では精度が出ないのだろうか?いや、LPL製の同じ形のものを昔使っていたがそんなことはなかった。ともあれ、怪しいものを使うのは嫌なので、お店で交換してもらった。ピントの件は言わずとも、クモリということで二つ返事で返品に応じてくれた。クレームする気などない。今どき、こんな物を何種類も売っている店は珍しいし、むしろ感謝している。今度はエツミ製の物をいただいてきた。なぜ手堅くLPL製にしないのか?それはLPL製のものが2,700円と千円近く高価だからだ。有楽町B店の暗室用品コーナーには、Y店で品切れになっているような地味な商品がひっそりと置かれていたりする。他店で探し物が見つからないときは頼りにしている。

エツミ フォーカススコープ E-129 1,830円(有楽町B店)


これは表面鏡ではなく普通の鏡だ。もちろんクモリは無い。六角形の青い指標や鏡の固定方法がLPL製のものと酷似しているが、LPL製のものは鏡筒以外が金属製なのに対し、エツミ製のこれはすべてがプラスチック製だ。土台の底にオモリの鉄板が貼り付けてある。この形のものは見かけはどれも同じなので、どこか一社でOEM生産されていると思っていたが、手にとって見ると同じでは無い。いずれにせよ、この形状のものはあくまで簡易型であり、画面の端までチェックできるのはもっと高級なタイプになる。
さて、気になる精度だが、引き伸ばしレンズや拡大率を変えてピントをチェックしてみたが、今回のエツミ製の物については、全く問題は感じられなかった。最初からこれにしておけばよかった。

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