2010年1月25日月曜日

Ai AF Zoom Nikkor 35-70mmF3.3-4.5s

1986年にF-501と一緒に発売されたニコン最初期のオートフォーカスレンズだ。この品物は以前ジャンク品として1,050円で入手したものだが、とくに不具合はない。俺は標準ズームというものをあまり使ったことがない。最新のナノクリ高級ズームなら使ってみたいが、俺が買えるくらいの二束三文のへなちょこズームはたいてい、収差が複雑すぎて手に負えないからだ。そういうわけで、これもあまり使うことのないレンズだが、何かの気まぐれでたまに持ち出すこともある。チープなレンズだが、意外と素直な描写をする。

Ai AF Zoom Nikkor 35-70mmF3.3-4.5s(1986)

Nikon D700, Ai AF Zoom Nikkor 35-70mmF3.3-4.5s
f=35mm F3.3 ISO200 [LS]

Nikon D700, Ai AF Zoom Nikkor 35-70mmF3.3-4.5s
f=70mm F4.5 ISO200 [LS]

F5.6~F11は画面全体で良好な画質。このレンズは広角側の逆光が泣き所で、コントラストの低下もさることながら、非常に目立つ虹状のゴーストが発生する。

2010年1月24日日曜日

マミヤシックスにて

セミ判のマスクをセットするのを忘れたまま撮影していた。マミヤシックスを持ち出すのは久しぶりだったので途中で思い出すまで気付かなかった。マミヤシックスは6x6判とセミ判(4.5x6)が切り替え可能だが、画面サイズを切り替えるにはフィルムゲートにあるセミ判用のフリップマスクと巻き止めギアのコマ数切り替えレバー、そしてファインダーマスクの3箇所を操作しなければならない。フィルムゲートのマスクは途中切り替えができないため、誤ってフィルムを装てんしてしまうとダークバッグが必要になる。


現像したフィルムは見事にコマがダブっている。ハサミを入れる場所に困るが、仕方がないので重なった箇所で切る。今回はなんとか重なっていない部分だけをスキャナで切り出してみたが、最初と最後のコマ以外は、短辺が3cm~3.5cm程度の長細い画面になってしまった。





マミヤシックス V型 D.ズイコー 7.5cm F3.5
ネオパン100ACROS ミクロファイン1:1希釈24℃
CanoScan 8800F 1200dpi


浜離宮恩賜庭園では早くも梅が咲いていた。現在養生中の菜の花は3月頃には見られるだろう。

Nikon D700, Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
ISO200 F2 ピクチャーコントロール[LS]

2010年1月19日火曜日

R8で散歩

マミヤシックスで白黒フィルムを一本撮るつもりだったが、出がけにバッグを換えた際、フィルムを持ってくるのを忘れてしまった。中判フィルム機を持ち出す際は、リコーR8も一緒に持ち歩くことにしている。仕方がないのでR8で一回り。今日は暖かい日だった。

R8ではマクロ時にフォーカスポイントを画面内の任意の位置に移動させる機能がある。
この機能、知ってはいたが使ったことがなかった。
手前の貝殻のところへフォーカスポイントを移動して撮影

レンズコーティングが良いので逆光でもよく写る。

カニの残骸。
ズーム広角側でマクロ撮影。周辺の画質がちょっと気になる。

28mmの画角で超近接撮影。一眼レフではちょっと撮れない画像。



この猫はいつも鼻水やヨダレを垂らしている。
ズーム望遠側(200mm相当)

2010年1月12日火曜日

SB-600用グッズ

今日は雨でやることがなかったので、秋葉原でスピードライトSB-600用のグッズを調達してきた。エツミのストロボディフューザーは、オムニバウンス(ストフェン)とほぼ同じもので、乳白色のタイプでよければエツミの方がずっと安い。影とり(ケンコー)のように直射で使うものではなく、ディフューザーというよりもバウンスアダプターに相当する。エツミ製のものを実際に取り付けてみるとサイズが非常にきつく、浅い位置までしか押し込むことができない。エツミ製の商品が購入したままでは使えないのは過去にも経験がある。ユーザーによる工夫が必要なのだ。今回はストロボディフューザーを熱湯につけて調整し、なんとか期待した状態に。ニッカド電池は一組持っているが、予備にもう一組買ってきた。俺にはニッケル水素電池の容量は大きすぎてストロボでは使いきることができず、スーパーニッカドの方コンディションの管理がしやすいからだ。SB-600の発光部に貼るための透明おりがみも買ってきた。

エツミ E-6191 ストロボディフューザー G-9(SB-600用) 1,320円(ヨドバシカメラ)
GP 単三形ニッカド電池(1000mA)  @150円×4本 (
千石電商)
単三電池ケース 45円(千石電商)
透明おりがみ 170円(イトーヨーカドー)

透明おりがみはゼラチンフィルターよりもずっと薄いが、セロファンよりやや厚く扱いやすい。大きさは15x15cmで、レッド・ピンク・オレンジ・イエロー・イエローグリーン・グリーン・ブルー・パープルの8色各3枚入り。使うのはオレンジだけだが、他の色も何かの楽しみにとっておこう。ゼラチンフィルターのように完全にクリヤーではなく、少しくもった感じなので撮影レンズにかぶせるのには向いていない。

透明おりがみのオレンジは、フィルターで言えばLBA-4とLBA-6の中間に相当する。
D700内蔵フラッシュの色温度を4300K程度に、
SB-600の色温度を4500K程度に落とすことができる。

タングステン光照明の室内や夕暮れ時にストロボを炊くと、顔が不自然に白くなってしまうのを防ぐために、以前使っていたストロボの発光部にはイエローとピンクのゼラチンフィルターを重ねたものを貼っていた。比較的薄いアンバー色だったので、晴天時も常用していた。SB-600用のフィルターとしては、専用の「スピードライトカラーフィルターセット SJ-1」(約2,100円)があり、オムニバウンスにもゴールドのタイプ(約2,900円)がある。ゼラチンフィルター(約980円)という方法もあるが、ストロボ用に新しく買うのはもったいない。今回は一番安上がりな代用品として、透明おりがみ(170円)をLB-Aフィルターの代わりに使おうというわけである。
D700のホワイトバランスを色温度で指定して白紙を撮影し、RGBのヒストグラムを見ながらスピードライトの色温度を探ってみたところ、内蔵フラッシュが5500K程度、SB-600が5800K程度であることがわかった。透明おりがみのオレンジを発光部にかぶせると、内蔵フラッシュでは 4350K、SB-600では4500Kにホワイトバランスを設定したときにRGBの出力がおおむね均等になる。この差をミレッド値に換算すると50ミレッドで、富士のフィルターで言えばLBA-4とLBA-6の中間に相当する。もちろん、透明おりがみは写真用ではないので、演色性については完全ではない。ホワイトバランスを透明おりがみの色温度に合わせると、わずかにマゼンダ方向への色かぶりが生じてしまう。使用する場合はホワイトバランスの設定は環境光に合わせ、あくまでストロボ光の青白さを和らげるために使うのである。

透明おりがみのオレンジ色3cm幅に切り、
SB-600の発光部にかぶせ、ヘアゴムでとめる。

発光させた状態。これで約4500K。
晴天時に常用するには濃すぎるが、夕暮れ時や室内用に。

2010年1月11日月曜日

スピードライト SB-600

ナショナルのグリップタイプの物をずっと使っていた俺的には、この装置の呼び名は「ストロボ」だ。ニコンはこの装置をスピードライト(SPEEDLIGHT)と呼ぶが、内蔵のものはフラッシュと言うらしい。この装置を何と呼ぼうが世間では通じるが、スピードライトと言うのだけは何だかダサくて抵抗がある。とにかく、以前から所望していたスピードライト SB-600を購入。

Nikon スピードライト SB-600
¥25,740(Amazon)

俺の場合、屋外逆光時のフィルフラッシュとして外部ストロボを使うことが多い。D700 の内蔵フラッシュも意外と使えるが、使える距離は限られているので、日中シンクロ用には昔から使っているナショナルのPE-381SGというグリップタイ プのストロボを使っていた。外光オートでは調光にばらつきが出るのでマニュアルでの光量調節が主になるが、調光ステップは4段階しかなく、被写体との距離 の変化に追随するのが難しかった。縦横無尽に走り回る子供を相手に、フォーカスを合わせつつレリーズタイミングを図るだけでも骨が折れるのに、激しく変化する撮影距離に応じてマニュアルでストロボを調光するのは至難の業である。そもそも、晴天時に1/250秒で同調させるには少なくともF5.6、大抵はそれ以上に絞り込まなければならず、開放付近の絞りがぜんぜん使えない。そういうわけで、TTL調光とFP発光ができる純正スピードライトを以前から所望していたのだった。

早く屋外で使ってみたいが、とりあえずD700の内蔵フラッシュをコマンダーにして、ワイヤレスで発光させてみた。D700の内蔵フラッシュは、コマンダーのみで発光させないという設定にすることができるが、リモート側をスレーブさせなければならないため、内蔵フラッシュの発光を完全に停止させることはできない。別売りの「内蔵フラッシュ用赤外パネル SG-3IR」は、光り物を撮影する際に内蔵フラッシュの写り込みを避けるためのグッズである。また、リモート時は内蔵フラッシュがコマンド送信をするのでレリーズまでのタイムラグが大きくなる。TTL調光コードで多灯接続する場合には、内蔵フラッシュによるコマンド送信はおそらく行われないと思われる。

2010年1月10日日曜日

D700 新ファームウェアのAWBをテスト

俺は屋外や自然光の場合はオートホワイトバランスは使わずに、ホワイトバランスは「晴天」の固定で使っている。D700のAWBは、人工光では非常にうまく働いて自然な色合いになるものの、屋外の風景撮影では、ほとんどの場合うまく働かなかったからだ。以前使っていたD80もそうだったし、 他のニコン機でも同様だと思う。ニコンのAWBは評判が悪い。1月6日に公開された、D700用新ファームウェア「Ver.1.02」では更新内容の筆頭に、「オートホワイトバランスの性能向上」とある。これは面白い。早速テストしてみることにした。
旧ファームウェアVer.1.01のAWBと、新ファームウェアVer.1.02のAWBでそれぞれ撮影した画像を、晴天(5200°K)で撮影したものと比較してみよう。見た目だけでは説明し辛いので、撮影した画像にフォトショップの「ぼかし-平均」フィルタをかけ、画面全体のピクセルを平均したRGB値で比較してみた。

シーン1
晴天(5200K)
R 80
G 84
B 58

AWB Ver.1.01
R 80 (100%)
G 85 (101%)
B 67 (116%)
カッコ内は対「晴天」比。16%程度ブルー寄り

AWB Ver.1.02
R 86 (108%)
G 67 (80%)
B 64 (110%)
カッコ内は対「晴天」比。8%程度レッド・20%程度マゼンダ・10%程度ブルー寄り

シーン2
晴天(5200K)
R 130
G 146
B 169

AWB(Ver.1.01)
R 132 (102%)
G 144 (99%)
B 152 (90%)
カッコ内は対「晴天」比。10%程度イエロー寄り

AWB(Ver.1.02)
R 131 (101%)
G 145 (99%)
B 157 (93%)
カッコ内は対「晴天」比。7%程度イエロー寄り

共通データ:Nikon D700 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
ピクチャーコントロール=[SD]スタンダード


以前からAWBは、緑が鮮やかに写らずにマゼンダ気味になってしまう傾向があったので、このようなシーンをテストしてみた。画面全体を緑が占めるシーン1では、旧ファームウェアが晴天に比べブルー寄りだが、新ファームウェアではブルー寄りに加えてさらにマゼンダ寄りになった。画面の上半分が青空、下半分に緑が配置されたシーン2では、旧ファームウェア、新ファームウェアともにイエロー寄りになった。この例では新ファームウェアの方がイエロー具合が少ないという結果になったが、この差が有意なものかどうかは分からない。ファームウェアの更新後にAWBを少し使ってみたが、屋外の似たようなシーンではあまり大きな改善は感じられない。緑が多い場面ではなんでもマゼンダっぽくなり、青空が多いと黄色っぽくなる。以前から不満のあった、屋外での緑が多いシーンでのAWBの傾向は、ファームウェアの更新前後ではほとんど変わっていないという印象だ。今後も屋外でAWBを使うことはないだろう。