2011年8月9日火曜日

月はかせ望遠鏡 ムーンナビゲーター

子供のおもちゃを取り上げて遊ぶ。今月号の付録は天体望遠鏡だと。こりゃあ面白そうだ。倍率は約30倍とのことだが、詳しい仕様は不明である。口径は約35ミリ、全長の半分はドローチューブで、これを全部伸ばして50センチくらいの長さで使用する。光学系がなんという形式なのかわからない。対物レンズはプラスチック製の単玉だ。接眼レンズは3枚程度が組み合わされたもののようで、全体で色消しになっているようだ。子供が操作しやすいように配慮してあり、正立像で見える。円盤には今年7月、8月の日付と月齢がわかるイラストが描かれている。次の満月は8月14日だ。右手前に見えるのはカメラアダプターで、これを介して接眼レンズにフジカラー写ルンです1600 Hi Speedを輪ゴムで縛りつけることができるという。

チャレンジ4年生8月号付録(ベネッセ)
月はかせ望遠鏡 ムーンナビゲーター

この望遠鏡、30倍という高倍率で写真撮影をするには到底ありえない華奢な構造だ。写ルンですを使う方法で、レリーズも使わずにまともに真ん中に写るはずがない。付属の三脚を外すとカメラ三脚に取り付けることができるが、外すことができない上下方向の架台が華奢なため、三脚に乗せてもビョンビョンする。そこに何とかしてデジカメを接続してみる。アイポントが限られていてるので、コンデジは使えない。接眼レンズに密着させなければならず、どうやら小さなレンズの携帯電話のカメラやPC用のWebカメラが向いているようだ。今回はiPod Touchを使用。

iPod Touchにて撮影。なんとか写った。

ベネッセは去年の「かんさつカメラ」もそうだが、そろそろ付録にデジカメをつけていただきたい。フィルムじゃ現像するまで写ってるかわからない。去年の観察カメラは簡単で良く写ったが、今回のようにほとんど失敗するのが目に見えているような装置だと現像代が惜しい。スペック的には秋葉原で千円くらいで買える出力画像がVGAサイズのおもちゃみたいなやつで十分だ。ベネッセなら「かんさつカメラ」と大差ないコストで大量生産できるんじゃないのか。

写真に写っているスリックプレートはひとつあると色々と便利。雲台にカメラを2台のせる場合はもちろん、頑丈なのでベローズやマクロスライダーの支えにしたり、望遠レンズのバランスプレートに使ったり、マクロ撮影時のローアングルアームやフラッシュのブラケットにも使えたり。



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