2012年12月11日火曜日

AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II修理後テストその2

前回、片ボケの修理から戻ってきたAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIのテストをしたが、天気が悪くあまり鮮明な画像が撮れなかった。次の週末は晴れたので再度テストにで掛けた。さほど寒くはないものの、風がものすごく強い。
70mm側は中央と左右のピント差は無く、前ピンだった右端の問題は解消している。位相差AFでは+15が最良で、ライブビューでのコントラスAFと同じくらいになる。70mm側については位相差AFの制御はかなり前ピン気味に調整されているものの、AF微調整やコントラストAFを使い、ピントを合わせさえすれば、周辺部のピント差も無くよく解像しており、十分満足のいく画質になっている。70mm側だけを見れば、これは見事な調整だ。

修理後
f=70mm F5.6 VR=OFF 位相差AF AF微調整+15
画像クリックで元サイズ画像(7360x4912)を表示します。

修理後
画像クリックでAF微調整テストの詳細画像(900x7800)を表示します。

200mm側のテストが前回できなかったので今回はやってみた。うわこりゃ大変だ。修理前に比べると200mm側の周辺がとんでもないことになっている。修理前は片ボケも無く周辺までまずまず解像しており、とくに問題は無かった200mm側だが、修理後は中央・左端に比べると右端が前ピンだ。右端はAF微調整をマイナス側いっぱい(-20)にすると最も良いが、この状態では逆に左端がボケボケになる。だがしかしだ。片ボケとか前ピンとかそんなレベルの話じゃない。これはもう、ジャンクレベルのポンコツじゃないか。

修理後 周辺がひどい状態に
f=200mm F5.6 VR=OFF 位相差AF AF微調整+10
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修理後
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修理前:周辺画質良好だった。
f=200mm F5.6 VR=OFF 位相差AF AF微調整 0
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調整を依頼する際に、以前より悪くなることもあるとは言われたが、いくらなんでもこれは無茶苦茶じゃないか。またSCへ持って行くのか。正直もう嫌だ。手放してもう一本買ったところで、同じリスクがある。先日出たF4タイプも考えているが、値段の高い方でこれなら安い方は更にやばい。 以下、一般画像。こういう画像では周辺画質なんて分からないといえばその通りだが、だからといってこのレンズはこれでいいのか。

 
 f=70mm F5.6

 f=200mm F5.6

 f=200mm F5.6

 f=135mm F5.6

 f=145mm F5.6
Nikon D800,E AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II
ピクチャーコントロール[LS] Capture NX2

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