2012年12月2日日曜日

D800EとAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II修理が完了した

三度目の修理をお願いしていたD800EとAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIが戻ってきた。


これ、今回は工場からの直送ではなく、いったんSCにて確認後、SCから自宅へ返送してくれたものだ。現象確認のために一緒に預けたAF-S 24-70/2.8Gと画像データのメモリも同梱されている。

AF-S 24-70/2.8G を装着し、位相差AFで左端フォーカスポイントの精度を確認してみたところ、前回とは明らかな違いが見られる。なんと。遂に直っている。明るい場所ではレンズの収差相応の精度は得られる。これはもう、ほぼ正常と考えても良さそうな状態だ。


さあ。それでは、片ボケのAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIは一体どうなったのか。初回・2回目は解像力点検だけでいずれも正常範囲とのことだったが、今回は遂に調整してくれたようだ。とても寒い日だったが、雨が降る様子はなかったのでテストに出かけた。

画像クリックで元画像(7360x4912)を表示します。
 AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II, D800E
f=70mm F5.6 RAW現像時 露出補正+1EV
位相差AF フォーカスポイント中央
AF微調整+15
画像クリックで元画像(4912x7360)を表示します。
AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II, D800E
f=70mm F5.6 コントラストAF

現場に着いて水平を確認するために撮った最初の一枚で、すぐに違いが分かった。コントラストAFで撮影し、背面液晶でプレビューすると、以前とは明らかに違う。右端のボケが解消している。横位置では左右の画質差はほとんどないようだ。これはいけるかもしれない。位相差AFでは若干ピントが甘い気がしたので、AF微調整で70mm側のベストポジションを探る。70mm側で+20~-20の画像を撮影してみる。だが、今にも降りだしそうな天気だ。コントラストが低く空気も少し濁っているようで、あまり鮮明な画像は撮れない。背面液晶での判断は無理だ。200mm側でも+20~-20で撮影したテスト画像が欲しかったが、寒くて手が動かない。もう帰ろう。帰ってチェックすると、70mm側はAF微調整が+15のとき中央・左右両端とももっともシャープで、コントラストAFでの結果と変わらない感じになる。中央と左右端のピント差はほぼ無い。AF微調整については以前は70mm側でのベストが+10~13だったので、位相差AFの制御については以前よりもさらに前ピン気味に調整されているとは言えるが、これはまったく深刻ではない。最後に一枚だけ70mm側縦位置(シャッターボタンが上)の画像を撮った。左端が甘い気がしないでもないが、気にはならない程度に思える。横位置では上になる部分なので、もしかすると以前横位置で右端だった部分を回転させてこちらに逃がしたのかもしれない。いずれにせよ、以前問題だった横位置での右端の片ボケは解消している。今日は生憎の天気で、あまりの寒さにテスト途中で帰ってきてしまった。200mm側のAF微調整のテストがまだ終わっていないので、来週晴れたら続きをやろう。

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