2014年7月4日金曜日

EOS M用 液晶ビューファインダー 改造(その1)

前回の続きだ。先日、LCD-V6という型番のルーペ付きピントフード「キヤノン Canon EOS M対応 3インチLCDフード 液晶ビューファインダー×2.8倍」というものを入手した。視度調整が出来ず見辛い点については、注文しているクローズアップレンズが届いたら取り付けようと思う。今回は取り付け枠のマウント方法を変更する。これ、元々はカメラ底面の三脚穴を使って取り付ける構造になっている。取り付け枠の固定ネジの底面には一応三脚ネジの穴があるものの、そこを使って三脚に載せるのは強度的に無理がある。なので、取り付け枠を上下ひっくり返して、カメラ上部のアクセサリーシューに差し込む方法に変更する。

キヤノン Canon EOS M対応 3インチLCDフード 液晶ビューファインダー×2.8倍

まずは不要な固定ネジとゴムを外す。

上下ひっくり返してEOS Mにのせてみる。アクセサリーシューの上に乗っかっている分を差し引けば、枠はもうちょっと下になり、ほぼ都合の良い位置になる。


EOS Mのアクセサリーシューは三脚穴の真上ではなくて、やや右に付いているようだ。ここに差し込むために、約19ミリ幅の印をつける。

万力にはさんで、けがいた線の外側をヤスリで削り落とす。両側を削り落とした後、ためしに取り付けてみると、幅はOKだがこのままでは長すぎて、シューの奥に突き当たってしまう。長さも3ミリくらい削り落とそう。

加工終了。側面には黒マジックでも塗っておこう。

アクセサリーシューに差し込むことに成功。ちょっときつめなので、簡単に脱落することはなさそうだ。枠の位置もほぼぴったり。

加工前に見つけていた問題だが、実はこの枠がアクセサリーシューにアースされていると、EOS Mのタッチパネルが誤動作したり反応しなくなってしまう。解決策は加工前に見つけてある。枠の内側四辺にパーマセルテープを切って貼り、液晶画面と直接触れないようにすれば大丈夫だ。液晶画面のキズ防止にもなる。

これでOK。タッチパネルもちゃんと使える。枠の位置は、気持ちちょっと上かもしれないが、ほぼぴったりと言っても間違いではない。表示領域がケラレることはない。

フード装着状態。

真横から見た状態。フードが重力方向に押されると、取り付け枠が液晶画面に密着する方向に力が働く。改造前は、フードの重みで取り付け枠が液晶画面からやや離れ、三脚使用時に金具がバネのように振動して、変なブレが起こっていた。

カメラ底部の三脚ネジ穴が使えるので、クイックシューのプレートを装着することができる。

底部の固定ネジがなくなったので、普通に置ける。完璧だ。この方式だと、アクセサリーシューが使えなくなってしまい、ストロボを使う場合に困るのかも知れないが、三脚穴を占領されるよりもずっといい。

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