2017年12月10日日曜日

UTC-63三脚とD850で夜景など

新しく手に入れた三脚、ベルボンUTC-63でスローシャッターを試してみた。だが、天気が良く無風の上、D850はライブビュー時に電子シャッターを使った無音撮影ができてしまうため、当然ながら画像はブレていない。


Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II
f=70mm. ISO100, F 8.0, 8秒
ピクチャーコントロール:スタンダード, WB:自然光オート

 Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II
f=200mm. ISO100, F 8.0, 5秒
ピクチャーコントロール:スタンダード, WB:自然光オート

SnapBridgeアプリから、Wi-Fi経由でレリーズできるらしいが、面倒臭いのでセルフタイマーを使ってしまった。今回は条件が良すぎて三脚の性能はよくわからなかったが、ライブビューでの拡大画面を見ていると、アルミ製のULTRA LEXi Lよりも振動のおさまりが早いようには感じた。

その他、昼間の画像。D850でよく解像している画像を選んだ。このAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIは、購入後に何度も工場へ送り調整してもらった曰く付きの品で、テレ側周辺は及第点であるものの、ワイド端から100mmあたりの中間焦点域においては、画面の隅々まで凄まじい解像力を発揮する。
 Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II
f=70mm. ISO100, F 8.0
ピクチャーコントロール:スタンダード, WB:自然光オート
元サイズ画像(8256x5504=45.44MP)ダウンロード

テレコムセンターの展望台より。黄色っぽくて変な色なのはガラス越しのせいだろう。以前から自然光の場合にAWBを使うことは無く、天候や時間帯にかかわらずWBは5000K固定で撮っているが、今回はD850で新しく導入された「自然光オート」なるものを使ってみている。
 Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II
f=105mm. ISO100, F 8.0
ピクチャーコントロール:スタンダード, WB:自然光オート

Ai Micro-Nikkor 55mm F3.5はフィルム時代の1977年に発売されたレンズだが、期待どおり見事な解像力だ。このあたりの焦点距離の現代のレンズでも、同じF8まで絞って画面隅までこのレベルで解像するレンズは少ないだろう。4500万画素のD850では、このレンズにはほんの僅かだけ像面湾曲があり、無限遠のストップ位置では中央は完璧だが周辺像が少しだけ甘くなることが観察できる。無限遠のストップ位置よりもほんの気持ちだけ前ピンにすると、周辺部も中央との差がなくなる。この画像では、右上のスカイツリーの先端の写り具合を比較するとよくわかる。
 Nikon D850/Ai Micro-Nikkor 55mm F3.5(1977)
ISO100, F 8.0
ピクチャーコントロール:スタンダード, WB:自然光オート
D700もD800Eもカメラに内蔵している電子水準器は狂いがひどく使い物にならなかったが、あれからどうなったんだろう。やってみるとD850の電子水準器は意外に使える。と言いつつも、画像は微妙に右上がりに見える。このような被写体だと二点拡大も使えず肉眼でも気泡レベラーでも水平を合わせ辛い。D850のこれが偶然ではなくちゃんと改良されているのであれば有難い。

以下、同日のほかの画像。



今回はこれまで。

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